車のローン審査は年収はもちろん、雇用形態や勤続年数など、さまざまな情報をもとに審査されます。自分の年収でどれくらいの融資を受けられるのか、知りたい人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、車のローンにおける審査基準や年収ごとに借りられる金額の目安をご紹介しますので、参考にしてみてください。
車のローン審査の基準は?
車の購入費用を借り入れできる「カーローン」は、一般的な金融商品よりも低金利で利用できます。
しかし高額な買い物となるため、ローン審査に通るか不安に感じる人もいるでしょう。車のローンは、年収や勤務先、信用情報などあらゆる情報を踏まえて審査されます。
また、銀行や信販会社によっては上限や貸出条件が定められている場合がありますので、事前に利用を希望する金融商品の情報を確認しておきましょう。
ローンには融資金額の上限が定められている
車のローンには融資金額の上限が定められている場合がほとんどです。まずは、購入金額分をカバーできるローンなのか確認しておきましょう。銀行系のカーローンを例に出すと、上限額は以下の通りです。
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年収や勤続年数の最低条件があるローン商品もある
ローン商品は年収や信用情報など、あらゆる情報から審査の上で借入金額が決定されます。 中には商品説明欄に「年収が◯円以上であること」や「勤続年数◯年以上が対象」のように、最低条件が明示されている場合もあります。
そのため上限額の範囲内で借入を希望したとしても、購入金額の全てを借り入れできるとは限りません。一般的にカーローンを利用する際、求められる最低年収は150万円程度が基準です。
また、勤続年数に関しては1年以上が経過していなければ、審査に通りにくいとされています。
車のローンには6つの審査基準がある
車のローンには基準があり、以下の6つを中心に審査が進められます。
年収
勤続年数
雇用形態
年齢
信用情報
借入額の合計
ここではそれぞれの審査基準について解説しますので、見ていきましょう。
1.年収
車のローン審査は前年度の年収が一つの基準になります。一般的には、200万円以上の年収があることが利用できる最低目安とされています。しかし、200万円以下の年収だったとしても、頭金を入れたり、保証人を立てたりすることで審査に通る可能性があります。
保証人などを立てずに自分の名義だけでローンを申し込む場合、収入証明書や源泉徴収票の金額を確認しておきましょう。次のページでは、無理のない中古車ローンの組み方や収入ごとの目安、チェックすべきポイントを解説しています。
2.勤続年数
車のローンは、毎月定められた金額を支払い続けます。そのため継続した収入が得られていると返済できる可能性が高いと判断できることから、勤続年数は必ずチェックされる項目です。一般的には、1年以上同じ会社に勤めていると審査に通りやすいとされています。
仮に年収が上がるキャリアアップ転職だったとしても、勤続年数が短い場合は審査に対して不利に働くことがあるため、ローン申し込み時には注意が必要です。
3.雇用形態
車のローンの多くは3〜10年など、長期間にわたり返済が続きます。そのため、雇用形態もチェックされるポイントです。
公務員や正社員などは安心と判断される一方、フリーランスや非正規雇用は高い年収だったとしても不安定だと判断される傾向にあります。
4.年齢
車のローンに限らず、金融商品には年齢制限が設けられていることがほとんどです。利用する金融機関によって異なりますが、一般的には「申込時点で満20歳以上65歳以下」と条件が定められている商品が多い傾向にあります。
また、最終返済時点が70歳を超える場合も利用できない可能性があるため、審査を申し込む前に利用条件をしっかりと確認しましょう。
5.信用情報
申込者の信用情報も審査基準となります。信用情報とは、これまでに利用した金融商品の利用履歴全般を指し、銀行や信販会社が加入している信用情報機関に登録されている利用情報が該当します。
問題なく支払っていれば心配する必要はありませんが、支払いを滞納したり遅延が多かったりした場合には、審査でマイナス評価を受ける可能性が高いでしょう。
6.借入額の合計
自動車ローン以外にも、ほかのローン商品を利用している場合は、借入額の合計も審査されます。また、借入ばかりでなく、キャッシング機能がついたクレジットカードを多数所有していると、マイナス評価される恐れもあります。
いずれの場合も、借入希望額と現在のローン残高を合計し、収入に対して借りすぎと判断されると審査に通らない場合があります。現在の状況をよく確認したうえでローンを申し込みましょう。
なお、当社「KSTオート」では自社ローンを取り扱っています。ローンブラック、自己破産、任意整理をされた方、ローンを組みにくい学生やフリーター、派遣社員、年金受給といった方もご安心ください。
ローンが通らない3つの原因
ローンを申し込んだとしても審査に通らない原因には、以下の3つが挙げられます。
借入希望額が高すぎる
金融事故を起こしている
収入が安定していないと判断された
もしローン審査に落ちてしまったとしても、焦りは禁物です。まずは審査に通らなかった原因を正しく理解することが重要です。ここではそれぞれに分けてローンが通らない原因を解説しますので、見ていきましょう。
1.借入希望額が高すぎる
一般的にローンやキャッシングの借入可能額は、年収の30%が目安といわれています。そのため、年収に対して借入希望額が高すぎると審査に落ちる可能性が高いでしょう。
また、借入希望額以外にもローン商品を利用していると、申込時点の残高も審査対象となります。頭金を入れたり希望金額を引き下げたりして、再度申し込むようにしてみてください。
2.金融事故を起こしている
現在利用しているローン商品などで支払い遅延などを起こしていると、審査に落とされる可能性が高まります。最近では、携帯電話の割賦金の支払い忘れで審査に落ちる人が増えているようです。
もしローン審査に落ちた理由に金融事故が関係している可能性がある場合は、信用情報機関に自分自身の情報を開示請求し、現状を把握してから再度申し込むようにしましょう。
3.収入が安定していないと判断された
一定の年収があったとしても、転職して間もない頃はローン審査に落ちやすい傾向にあります。そのため転職を希望する場合は、先に車のローンを通して購入したあとに転職するとよいでしょう。
転職直後の場合は、年収が上がったとしても1年以上勤めたあとにローンを申し込むようにしてみてください。
年収ごとに借りられるローン金額の目安
年収ごとに借りられるローン金額の目安は以下の通りです。ただし個人ごとに資産状況や借入金額が大きく異なるため、個人差があります。
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総量規制によっては希望の借入額を借りられないケースもある
先に紹介した借入金額は、一般的な上限額から算出したものです。車のローン以外にも借入をしていると、希望するだけの金額を借りられない場合も考えられます。これは、総量規制と呼ばれる法律が定められているためです。
一見すると「お金を借りられない!」とネガティブに捉えてしまいがちですが、利用者が返済に困らないように定められたルールといえます。もし審査に落ちたときは、借りすぎていないか確認しましょう。
まとめ
車のローン審査は、年収や勤続年数、年齢などさまざまな情報をもとに審査されます。そのため、自分の属性を客観的に捉え、申し込みを検討することが重要です。
ローン商品を提供している銀行や会社ごとに利用基準が異なるため、事前に確認しておくことも大切です。もし審査に落ちた場合は一旦落ち着いて、信用情報を確認したり保証人を立てたりと対策したうえで再度申し込むようにしてみてください。
なお、当社「KSTオート」では自社ローンを取り扱っています。ローンブラック、自己破産、任意整理をされた方、ローンを組みにくい学生やフリーター、派遣社員、年金受給といった方もご安心ください。
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