自社ローンは金融商品ではないため、金利がかからない点が大きなメリットです。しかし、自社ローンを検討している場合は、この理由を正しく理解しておく必要があります。
本記事では、自社ローンの金利がゼロな理由や金利がかからないメリット、注意したいポイントをご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
自社ローンの金利がゼロな理由とは？
自社ローンは一般的な金融商品ではないため、金利が発生しません。ローンという言葉が使われていますが、実際には顧客と販売店との直接的な分割払い契約であり、販売店がお金を貸し付ける形となります。
また、車両の価格や審査の基準については、それぞれの販売店が独自に設定しています。このため、利用する販売店によって総支払額に差が生じる可能性があるため、信頼性の高い販売店を選ぶことが大切です。
他ローンとの金利相場の比較
他ローンとの金利相場の比較は、以下のとおりです。
ローンの種類 | 金利相場 |
ディーラーローン | 4～8% |
銀行系ローン | 1～2% |
自社ローン | 0% |
銀行系ローンは低金利である一方、審査が厳しく、手続きに時間がかかる場合が多いです。ディーラーローンは手続きが簡単で利用しやすい反面、金利が高めに設定されています。
また、自社ローンは金利0%ですが、適用条件が厳しい場合があります。それぞれのローンの特徴を理解して、最適な選択をしましょう。
自社ローンに金利がかからないメリットは3つ
次は、自社ローンに金利がかからないメリットについて解説します。
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それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.支払いの負担が軽減される
金利が低いほど、支払い総額が抑えられるため、毎月の負担も軽減されます。一般的な自動車ローンでは、金利の違いによって支払い金額が大きく変動します。
しかし、金利0%の自社ローンでは、契約時に提示された金額以上の支払いが発生しません。また、変動金利型ローンでは、金利の変動により支払い額が増減する可能性があるため、注意が必要です。
2.固定金利や変動金利で苦労しない
金利のタイプには、「固定金利型」と「変動金利型」があります。「固定金利型」は、ローンを借りた時点での金利が完済まで変わらないため、市場金利の変動に影響を受けません。
これにより、返済額が安定し、計画が立てやすいのがメリットです。一方、「変動金利型」は、市場金利の変動に応じて金利が半年ごとに見直しされます。
固定金利型よりも金利は低く設定されていますが、将来的に金利が上昇するリスクがあるため、返済額が変動する可能性があります。また、契約時点では最終的な総返済額が確定しないため、不安が残りやすいです。
3.返済額が一定になる
金利が0%であれば、月々の返済額が変動する心配がないため、車両の総額だけを支払えばよいというシンプルな構造です。
さらに、支払い総額を希望の支払い回数で割れば、毎月の返済額が明確にわかるため、契約前に支払い計画を立てやすくなります。このため、長期的に見ても、一定の支払い額が担保できるため、安心感があります。
自社ローンの利用で注意したいポイントは3つ
次は、自社ローンの利用で注意したいポイントについて解説します。
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それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.初期費用や諸費用を確認する
中古車を購入する際には、新車購入時と同様に、車両本体価格以外に初期費用が発生します。これには、各種税金や保険料、店舗の手数料、リサイクル料金、陸送費などが含まれ、まとまった金額になるのが一般的です。
このため、購入前にはこれらの費用を事前に確認して、予算に組み込んでおきましょう。また、初期費用は一般的に、現金一括での支払いが求められますが、特定のローンプランでは分割払いが可能な場合もあります。
2.将来的な費用も含めて比較する
中古車を購入する際には、初期費用だけでなく、今後の費用も見落とさないようにしましょう。契約期間中に支払う総額を比較して、利用する販売店を慎重に選ぶ必要があります。
同じ車種でも車の状態や年式、走行距離、販売店のサービス内容などによって支払総額が変わります。また、修復歴がある車は価格が低く設定されている場合が多いですが、修理による部品の耐久性が下がっていると、予期せぬ追加費用がかかる可能性が高いです。
3.車検までの期間を確認する
中古車の購入時に車検が残っている場合、初期費用を抑えられる一方で、販売価格に車検費用が反映されている場合が多いです。さらに、車検の残り期間が短いと、すぐに車検を受ける必要が生じ、その費用負担が発生します。
また、購入時に車検を受ける場合、初期費用が高くなるものの、次回の車検まで安心して使用できるというメリットがあります。
自社ローンの審査に通るためのポイントは3つ
次は、自社ローンの審査に通るためのポイントについて解説します。
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それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.年収と申し込み額のバランスに注意する
自社ローンの審査では、年収が高いほど、支払い能力があると判断される可能性が高まります。しかし、年収に見合わない高額な車の購入を試みると、長期的な支払いが難しいと見なされやすくなります。
また、一般的なカーローンでは、年収に対する年間返済額の割合が重要な指標とされ、返済負担率が35%以内が目安です。自社ローンの場合、この基準を超えても審査が通る可能性はありますが、無理のない返済計画を立てることが大切です。
2.虚偽の申告をしない
自社ローンを利用する際には、申し込み者の信用が大きなポイントになるため、申し込み時には年収や勤務先、借入状況などの情報を正確に申告しなければなりません。もし、虚偽の情報が発覚した場合、信用を損なうだけでなく、審査に通らない可能性もあります。
さらに、場合によっては法的なトラブルに発展するリスクもゼロではありません。販売店との信頼関係を築くためにも、過去の借入状況や延滞に関する情報も正確に伝えましょう。
3.連帯保証人を立てる
自社ローンを利用する際には、保証人が必要なケースが多いです。保証人として適切な人物は、一般的に、親や兄弟といった親族です。
店舗によっては、保証人が不要な場合がありますが、保証会社を通すため、追加の費用が発生します。また、ローンの審査では、申し込み者の信用性が重要視され、年収やほかの借入状況によっては、連帯保証人を立てておくと、審査に通りやすくなる傾向です。
なお、自社ローンで保証人なしの場合については、こちらの記事で詳しく解説しています。
自社ローンの金利でよくある3つの質問
最後に、自社ローンの金利でよくある質問について紹介します。
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それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
質問1.カーローンの種類によって金利は異なる？
カーローンを利用する際には、総量規制の影響を理解しておきましょう。総量規制は、個人が借り入れできる金額を年収の3分の1までに制限するものであり、これに該当するローンには金利の上限が設定されています。
たとえば、銀行や金融機関のローンがこの規制の対象となります。一方で、クレジットカードの分割払いやリボ払いは総量規制の対象外ですが、借り入れの上限が設けられる場合があるため、注意が必要です。
また、金利は経済状況や市場の競争環境によって変動するため、カーローンを検討する際にはこれらの要素を考慮しなければなりません。
質問2.自社ローンの支払い回数は？
自社ローンでは、返済回数が限られており、通常は12回～24回払いが一般的です。これに対し、一般的な自動車ローンでは、60回払い以上の長期間での返済が可能な場合が多いため、月々の返済額を抑えられます。
また、自社ローンは、短期間での完済が求められるため、月々の負担が大きくなる場合があります。このため、返済計画をしっかり立て、無理のない範囲で返済できるように準備が必要です。
質問3.自社ローンで審査に落ちることはある？
自社ローンは、中古車販売店が独自に設定した基準で審査するため、一般的な信用情報機関への照会が行われません。これにより、過去の借入履歴や返済トラブルが審査結果に影響をおよぼさないため、金融事故の経験がある方でも審査を通過しやすいです。
しかし、審査では反社会的な関係者や生活保護を受けている方など、特定の属性が考慮されます。このような場合には、支払い能力が不足していると判断され、審査に落ちるケースも珍しくありません。
なお、自社ローンで審査落ちするケースについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
本記事では、自社ローンの金利がゼロな理由や金利がかからないメリット、注意したいポイントをご紹介しました。
自社ローンは、顧客と販売店との直接的な分割払い契約であり、販売店がお金を貸し付けている状態で、金利の設定は違法となります。車両の価格や審査の基準については、それぞれの販売店が独自に設定しているため、利用する販売店によって総支払額に違いがあります。
また、金利がかからないため、支払いの負担が軽減され、固定金利や変動金利に悩まされずに、返済額が一定になる点がメリットです。しかし、利用する際には初期費用や将来的な費用、車検までの期間など、慎重に確認すべきポイントがいくつかあります。
自社ローンの審査に通るためには、年収と申し込み額のバランスには注意しましょう。さらに、信頼性を高めるために正確な情報を申告し、必要に応じて連帯保証人を立てることが大切です。
なお、当社「KSTオート」でも自社ローンを取り扱っています。ローンブラック、自己破産、任意整理をされた方、ローンを組みにくい学生やフリーター、派遣社員、年金受給といった方もご安心ください。⇒KSTオートの自社ローン仮審査申込フォームはこちらから
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